業務内容について
碧南ふれあい作業所で生活支援員として働いて4年目になります。
自主製品班では、紙漉き製品の作成や印刷業務などを利用者さんが行う中で、作業の補助をしています。それだけでなく、利用者さんが自身の強みを発揮して生活できるよう、個々の特性に配慮した支援も行っています。季節に応じたイベントの企画や、特別支援学校との授業を通じた交流も担当し、新しい役割や経験を得てもらえるよう努めています。
大切にしていること
福祉の現場で働く上で一番大切だと思うのは、「一人でやろうとしないこと」です。支援はチームで行うものであり、自分の考えだけで進めてしまうと視野が狭くなり、見落としや良いアイデアが出なくなってしまいます。チーム全体が同じ方向を向いていないと、ばらつきが出てしまい、本来望んでいた結果から遠ざかってしまうこともあります。
最も印象に残っていること
特に印象に残っているのは、半田市の特別支援学校との授業を通じた交流です。もともと特別支援学校の先生になりたかったこともあり、このような機会をいただけたことがとても嬉しかったです。利用者さんが先生の立場になって、生徒に作業のやり方を教える姿を見たとき、緊張しながらも新しい役割に挑戦してくれたことに感動しました。
これからの目標
利用者さんの特性に合わせた支援を心がけ、環境とのミスマッチを減らすことで、自己肯定感を高めてもらえるよう取り組んでいます。一方で、1人の支援を組み立てるのに時間がかかり、同時並行で他の方への支援を行うのが難しいことや、細かい支援の共有が不十分な点は改善したいと感じています。
この法人で働くことで、地域の多職種連携や兄弟児支援など、障がい福祉以外の分野にも関わる貴重な経験をさせてもらっています。法人間の交換研修では、他施設の支援や環境設定を学び、自分の施設に持ち帰って実践することで、支援の幅を広げることができています。
今後は、強度行動障がいなど専門的な支援が必要な方への対応力を高め、支援の質を向上させる機会が確保されるような仕組みが整っていくことを期待しています。